入院 3日目


いわゆる、産まれる瞬間、なのだけどね。

まぁ、感無量ですよ。


だって終わったんだもん。


生命の神秘!とか赤ちゃんが泣いた!とか達成感!とかそういう感動ではなくて
(旦那さんは感動してちょっと泣いて大興奮で母へ知らせに行ったらしい)

痛いのが終わった!とにかく終わったのだ!!

その思いでいっぱいですよ(笑)

ズルリとお腹の中の人が出てきた瞬間、あぁ出た!あぁ泣いてる!

そして私が言った一言が「いたかったぁ〜〜〜〜〜!」だからね(笑)
どんだけヘタレなんだと・・・


産んだあとは、胎盤を出したり、切ったところを縫ったり。(これがまた麻酔してんだけど痛い!)
私はこの縫う段階にきてやっと切ったということを知るんだけどね。

本当に切ったことがわからないくらいに痛いんだよねぇ出産って。何気にすんごい奥まで縫ってたからそうとう切ったんだよ先生は。
縫うだけで30分くらいかかったかな。

その作業も終わると、カンガルーケアという産まれた赤ちゃんを胸に抱いて過ごすということをする。
さすがにその時は「おぉっ!これがお腹の中の人か!!」と思ったよ。

私の場合、分娩が長かったし、切ってかなり出血してたから、本来なら2時間くらいカンガルーするんだけど、1時間ちょいだけだった。
その間、旦那さんと母上が分娩室へ見に来る。

写真をとったり、どんな分娩だったかとか母に説明してあげたり。

そして「けっきょく、父上と同じ誕生日なったねぇ〜」と3人でしみじみ。その父は夜10時くらいに来て、11時半くらいに帰って行ったらしいが(笑)

その後、旦那さんは病室におとまり、母上は帰宅。私は色々とした処置も終わって部屋には3時半くらいに戻ったかな。

久しぶりに何の痛みもなく、重い身体もなく、眠れる。

でも、くせになっていた「大きなお腹をさする」ようにすると、そこはもうペッタンコ。
なんとなく寂しくなった。


朝。

7時すぎに母が病院に来て、起床。旦那さんは仕事へ。

私はもうとにかくお尻(切ったところ)がいたくって動けない。
なので、起きてはいるけどベットから出れない。ので、産んだよメールを友人達に送る。みんな喜んでくれてうれしかった。

しかし母が1日中病院に張り付きで身の回りのことをしてくれるから本当に助かった。
あと、知らせを聞いた親戚達の対応もすべてしてくれるし。

私は布団に入ったまま少し話をするだけでいいし。


それでもクタクタになり、母が夜帰って1人になったら20時か21時には寝てしまった。