ルーツ

先日、ウチの近くにある酒屋のおかみさんが、病気でまだ50代という若さで亡くなったんですが



今、アル中じゃねぇか?と思うくらい酒豪になった私の礎となったヒトと言っても過言ではない存在だったのであります





遡ること、四半世紀。(ウソ。17年前)


あれはまだ中坊だった私達が




夏祭りだとか
体育祭打ち上げだとかって


いちいち理由つけて3ヶ月に1回くらいのペースで我が家で酒盛りをしてたんですが



その酒を買ってたのが、その、おかみさんが亡くなった酒屋でして


その頃まだ味覚が子供だからカルピスフィズとかモスコミュールとか甘ったるいもんしか買ってなかったけど



中坊がワサワサと押しかけて酒を買っても特にとがめず、さらにはワイン買うときはアドバイスまでくれて

「ほどほどにね」

って快く売ってくれたのがおかみさんでした


もちろん、うちの両親もそこでビールやら注文してたんだけど、チクることもなかったし




なんか
商売だからってだけじゃなくさ


なんとなく、ガキな私達でも酒飲んで発散したりするんだって事をを理解してくれてんだなぁって思ってたわけです



その後、私が以前働いてた事務所で大量にお茶やらジュースが必要なときに注文させてもらったり、相変わらず両親もビールはそこで注文してたりと



多少なりとも交流もあったし



ある時は事務所の支払いに行ったら

「お駄賃」

ってタダで缶ビールくれたりしたのもおかみさんでした。



最近はビール買いに行っても店頭にいないなぁと思ってはいたんだけど


死に至る病に犯されていたようです



本当に残念です。



今、
ライブ終わりに飲むビールがむちゃくちゃ旨く感じるのも

ワインと料理のマリアージュが心から楽しめるのも


全てはおかみさんが中坊の私に気持ちよく買い物させてくれたという礎があったからだと思うわけです



そんな訳で哀悼の意を表しながら


350缶 3本


今日も美味しいですありがとう